ここ最近ずっと雨でバイクに乗れなかったけど久しぶりに晴れたんで、紅葉を偵察しに磐梯吾妻スカイラインへ。それとキャンプ用に買った折りたたみナイフのOPINEL(オピネル)を黒錆加工してくよ。
スカイライン
今日はなんてバイク日和なんだ・・・。最近の天気がウソのような晴れっぷりに気分も高揚してくる。いつもスカイラインに行くルートは土湯側から登っていくが、今日は珍しく福島側から登ってみる。
相変わらずいい道だなぁ。福島側から登ると結構ブラインドコーナーがあって少し怖いけど、R125みたいな小排気量のバイクならヒラヒラと曲がることができるんで楽しい。レストハウス付近まで登ったんで写真撮ろうかなーって思ったけど今日はやけに人が多い。おかしいなー平日のはずなのにおかしいなー。結局人が多くてなかなか写真が撮れなかったんでそのまま土湯側に降りていこう。
やはり少し来る時期が遅かったか、紅葉というよりは落葉気味だった。ここの見頃は10月初め~中旬あたりだろうし仕方ないか・・・。さて、もう少し下ってみよう。
温泉があるところまで来たがこっちのほうはなかなかいい感じじゃない?ところどころにいい感じに色づいた部分があって結構見ごたえありますねぇ。
場所によってはキレイに色づいててまだまだ楽しめそうっすねぇ。まぁ久しぶりにバイクに乗れたし満足満足!ほんとは週末にキャンプしに行こうと思ったけど、ま-た台風くんが近づいているみたいだし勘弁してくれよなー・・・。ところでスマホより綺麗に写真撮りたい!ってなわけでミラーレス一眼を使ってるけど、色々と写真を撮ってると標準レンズの限界が見えてくるんだよなぁ。安いやつでいいから単焦点レンズとかズームレンズでも買ってみようかな。
OPINEL(オピネル)ナイフ
キャンプ飯に目覚めつつある私だが、今まで野菜などを切るのにダイソーのキッチンばさみを使ってたけど限界を感じ始めたので持ち運びも便利そうな折りたたみナイフを買ってみた。
これが購入したOPINEL(オピネル)ナイフだ。安価だが歴史あるナイフで初心者にもオススメとのことでこれを選んだ。また、ブレードの種類がカーボンとステンレスに分かれておりそれぞれ特徴がある。簡単にまとめると、
・炭素鋼(カーボン)
刃が固くステンレスに比べて切れ味が鋭いが、その分刃が欠けやすくて錆びやすい為手入れがめんどう。
・ステンレス
カーボンと比べると切れ味は劣るが、錆びにくく使いやすいし手入れも簡単。
とまぁそれぞれに利点があるけど、私は迷わずカーボンの方を選んだ。理由はいくつかあって、初めて買うナイフなんで多少面倒でも手間をかけてみたいってのと、やはり切れ味がいい方が強そうなのと、カーボンのみが出来る黒塗りの刃に仕立て上げる黒錆加工なるものがありそれに一目惚れしたからである。
黒錆加工
そもそも黒錆加工ってなんぞや?と思うが、カーボンの刃は錆びやすいという特徴があるがそれを防ぐ為の加工である。刃の部分をあえて錆びさせるのだが、通常のサビ(赤錆)ではなく黒錆というサビで刃の表面をコーティングし錆びにくくするという理論だ。そしてその黒錆を発生させるには紅茶と酢を使うので初心者でも簡単にできるとのこと。では早速、下準備をしてから加工してみようと思う。
研ぎ
オピネルは購入時点では刃が付いてなく紙を切るにも引っかかりを感じるので、砥石を使って研いでみる。研ぐのなんて小学生の時の草刈鎌以来だよ・・・。
よし(適当)
研ぎ終わったら刃の表面についてる油やら汚れを落とすために軽く洗剤で洗い、耐水ペーパー#1000で刃の表面をまんべんなく削っていくのだが、ここの作業は意外と大事らしくキレイに黒錆を付けるためにしっかりと削っていく。ちょっと物足りなかったので更にエタノールで表面を拭き上げる。これだけやればOKでしょ。
黒錆作り
続いて刃に黒錆を付ける作業を行う。紅茶8に対して酢2の割合で混ぜ合わせた液体に刃を漬け込むと黒錆が表面に付着されるとのこと。んで調べると人によって手順が違うらしく、オピネルを分解して刃の部分と本体を別にして漬けるか、そのまま漬けるかの二択・・・。うーん、そのまま漬けてみるか!とりあえず紅茶は濃い目に煮出してナイフを漬けてみることに。
で、2時間ほど放置すると。
なんと禍々しい・・・。透き通ってたオピネル汁が茶色に濁ってるけどこれ大丈夫なん?心配になって少しナイフを取り出してみると、
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちゃんと黒くなってんじゃんよ!この調子で一晩放置してみた。
きれいに黒錆が刃に付着した。これを軽く水で流し一晩乾かすのだが、ここで表面を拭いてしまった為にムラが出来てしまった。面倒くさいのでそのまま続行し完成したものがこちら。
少しムラが出来たけど十分な出来だ。なんとも男心をくすぐる見た目でほれぼれしますねぇ・・・。実はこれで完成ではなくもう一つ重要な作業が残っている。
油漬け
オピネルのグリップ部分は木製だが水分を含むと膨張して刃の出し入れがきつくなってしまうため、それを防ぐために油を染み込ませる必要がある。使用する油だが乾性油(えごま油、クルミオイル、紅花油など)を使うらしく、オリーブオイルなどの不乾性油を使うとベタつきが残ってしまうとのこと。そしてこの乾性油は結構お高いので、少し安いひまわり油を使ってみることにした。
これを一晩寝かせたあと、3日ほど乾かして・・・
完 成
若干のムラがあるものの満足いく完成度。切れ味もスパスパと切れて気持ちがいい。
_____この黒に染まりし小刀に”御火音流”の名を授ける。美味しいキャンプ飯を作る力を我に捧げよ・・・!
茶番は置いといて、実際のキャンプで使ってみたが一回の使用で切れ味は少し落ちるものの研ぎ直せばすぐ使えるのでかなり便利だな!
これで料理用のナイフはバッチリだけど、少しブッシュクラフトにも興味があるしもう一本別のナイフも買ってみようかな?